監獄兎中心期間限定サイトの日記という名の掃溜
短いので連日投下。
前の弟→緑の後の弟。
ひどい、ひと。
本文は『続き』からどうぞ。
前の弟→緑の後の弟。
ひどい、ひと。
本文は『続き』からどうぞ。
バタバタと騒々しく駆ける足音が遠のく。静かになった場所で一人、満たす感情に浮かぶのは自覚できるほどの満面の笑みだ。
愉しい―――本当に、この上なく。非常に、愉快だ。
掌の上で踊るような予想通りの反応が返ってくるのが、これほどまでに面白く思えたことはない。
愉悦に持ち上がった、濡れた唇を舐める。
表面に残る、自分の物ではない錆の味―――泣いて逃げ出していった、オモチャの味。
未だだ。追い詰めるのは、未だ早い。
もっともっと逃がして。離して。遊んで、戯んで、弄んで。それから。
「安心しろ……どうせ、手に入れてやる」
せいぜい逃げろ―――この手で絡め取る、その日まで。
逃げ戸惑う姿すら、心躍る。
PR
コメントを書く