監獄兎中心期間限定サイトの日記という名の掃溜
短いので連日投下。
前の赤(×?)緑の後の赤。
本当は、ボカロの「いろは唄」みたいなエロくて格好良い赤を書きたかったのですが無理でした。
駄目な奴……
本文は『続き』からどうぞ。
前の赤(×?)緑の後の赤。
本当は、ボカロの「いろは唄」みたいなエロくて格好良い赤を書きたかったのですが無理でした。
駄目な奴……
本文は『続き』からどうぞ。
―――逃げられた。
シーツを被って団子になっている隣人を見る。人を起こしておいて、自分はまた寝る気なのか。
―――最も、あの状態で眠れるはずがない。きっと今頃、頭の中では夢見羊が柵を突き破って暴れまわっているだろう。数えられるだけの余裕があるのなら逆に見物だ。
欠伸一つ―――まだ、眠い。途中で邪魔された自分の眠りは、羊を数えるまでもなく簡単にやってくる。
降りていって向こうのベッドで続きに興じても構わないが、今はそっちの欲求よりよりも純粋に惰眠を貪りたかった。本能が告げるまま再度伏せる。手を出すのは目覚めた後でも、それよりもっと先でも問題ない。
どうせ逃げ場はない―――狭い檻の中一角に居続けるしか、ない。ならば状況はこちらの物だ。
布を引き剥がすのも組み伏せるのも。いつでも容易に出来る。
眼前に身の全て曝け出させるのも、合わせた目が理性消すまで蕩けさせるのも。いつだって。
気の向いた時に。気の向くままに。この手で。
鉄格子の中―――囲う腕の檻からは、逃げれやしない。
一眠りした後の、お楽しみといこうか?
***蛇足***
赤は、むっつり。
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