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監獄兎中心期間限定サイトの日記という名の掃溜
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 職場に入ってきた蜂が分厚い冊子と冊子の間に潜り込んだので両側からぎゅっ。と押さえつけてしまいましたどうも破璃です。ぷちゅっというよりガザッとした感触でした苦手な人いたらすみません。

 いや、一応最初はうちわで殺ろうと思ったんですよ。殺虫剤もあることにはあるんですが、吹きかけたあと薬剤でベタベタになるから使うなって言われていて(じゃあなんで置いてるんだ)直接攻撃しか出来ないのです。
 しかし、自分の鈍くささではハエタタキのようにしなりのある武器でないとどうにもならないのですorz
 そうしたら蜂が自分から本棚の中に突っ込んだので、ね…つい。
 誰もいなかったし結果被害出てないし俺個人の所有物でもないし良いかなって…お、俺は悪くねぇ!悪くヌェー!

 というか、仮に他に人がいても皆逃げる一択なんですよね…orz 別に良いのですが。
 個人的にはゴキブリよりは蜂の方がSAN値減らない気がするし。

 でも挟んだ本をそのままにしておいたのは流石に拙かったでしょうか次使う人がきっと綺麗にしてくれるはずこんなダメ人間ですが拍手ありがとうございました!








 先日の駄文と同じ理由での小話。
 あ、ちなみにメールの配信は無事(?)失敗していました。取り越し苦労乙、でまぁ良かったのですが、本当何故送信出来ないんだろう…






+ + +

 

 


 ……ヤなもん見ちまった。


 仕事の帰り道、一瞬止めかけた足を動かしボリスは舌打ちした。
 夕方という時間帯もあり通りは買い物客やボリスと同じ帰宅者で溢れかえっている。さまざまな色の頭が入り混じる雑踏では知り合いの顔であっても見つけるのは難しい。

 だというのに、何故かソイツには気づいてしまう。

 一見すると目立つ要素のない女だった。地味な服装に伸ばしただけの黒髪。少し顔色が悪い気もするけれど遠目に気が付くほどではない。
 ただし、その腹からはみ出る臓物が見えれば状況は一気に変わる。
 胃や肝臓といった柔らかい部位は潰れてしまっているのか判別不可能。オプションのようにダラリ足元へ垂れる大腸がまるで綱でも付けているみたいだ。
 通りに向けられる濁った両目は『視える』人間からすれば只々薄ら寒い。

 見ないフリだ。

 明らかに生者でない女からボリスは目を逸らす。
 ああいうのはかかわると面倒だというのは経験上知っている。もしかしたら気づいた他の誰かへ被害がいくかもしれないが―――悪いが、ボリスとて自分が可愛い。銃を持った犯罪者なら率先して相手するが、坊主でもエクソシストでもない一介の民警にアレは荷が重すぎる。
 下を向き、足早に道を進む。自宅までの距離はそう遠くはない。あくまで何事もなかったようにやり過ごせば問題ない、ハズだ。
 しかし、


 ズル、ズル……


 急かす心に従うボリスのその後ろから、何かを引きずるような音がついてくる。

 (……マジかよ)

 一瞬、目があったと思ったのは気のせいではなかったらしい。完璧、白羽の矢が立てられた。
 こうなると非常に厄介である。向こうは現での速さや距離など関係ないから全力疾走して撒けるものではないし、物理的な壁もすり抜けるから建物内に逃げ込むのも無意味。むしろ下手に派手な行動をとればそれが引き金となって憑りつかねかねない。
 吐きたくなる溜め息をグッと堪え、黙々歩く。対処法はただ一つ。只管、知らんぷりを貫くこと。往々にして粘着質な手合いだが、こちらが完全相手にならないと知ればいずれ諦める。兎も角根気勝負だ。
 カツカツと靴底の鳴らす音を一定に保ちつつ人ごみを縫う。決して走らないように。振り向かないように。


 カツカツカツ、


 ズル、ズル……


 カツカツカツ、


 ズル……ズル、ズル……


 ボリスが立てる足音の合間にズルズルという音が聞こえる。気にしてはいけない。極力耳から神経を逸らし、爪先だけ見つめる。
 周りは割と騒がしいはずなのに何故かその音ばかり耳につく。それと、自分の早くなる動悸と呼吸が。すれ違う人が一人として反応しないのが不思議でさえある。
 振り返ればきっと地面に血の跡もついてるだろうし、途中引っ掛かってブチリと千切れた腸が点々落ちて―――駄目だ、想像しては。
 乱れそうになる足で道路を渡る。まだ付いてくる。本当、しつこい。
 大した速度を出してもいないのに全身から汗が噴き出た。いっそのこと、駆け出そうか。無駄を承知で逃げ出したい。飛び出したい。訴える本能を抑えるのは半端でなく気力を削る。

 

 早く、早く、帰るんだ―――でも走っちゃいけない―――


 いつまで付いてくる、もし、追いつかれたらどうする―――焦るな、気づいてるのがバレたらそこで終わる―――


 音が、近い。逃げないと、―――駄目だ駄目だ―――!


 
 ズルズル、ズルズル。背後から聞こえる音に全神経を傾け、何処をどう歩いているのか半分分からなくなってきたボリスの耳へ不意に小さなノイズが届いた。
 カンカンと僅かに響くそれは緊急事態である現在構っていられるものではなかったが、反射的にボリスは足を止めてしまった。

 

 その矢先、―――鼻先を高速の何かが駆け抜けた。


 「……は、」

 風圧が頬を叩く。一拍遅れて自身の黒髪がかき乱され舞う中、見開いたボリスの目には過ぎ去った列車の残像が映った。
 腹の辺りへ下りる遮断機にくっつく手前で、ボリスは立っていた。真横の柱に付けられた赤いランプが点滅を繰り返している。
 もう一歩踏み出していれば、或いはほんの数秒列車が遅ければ。確実に、轢かれていた。
 立て続けに運行するのかカンカン、警告音が鼓膜を震わせる。それに混じって、

 

 

 「…………視えてるくせに、」

 

 

 風が通り抜けるよう、すぐ脇から聞こえた恨みがましい声に背が凍る。

 「っ、……」

 ゆっくり息を吐き、振り返った―――伏せていた目を上げた先に女の死霊なんてどこにもいない。勿論、引き摺られた腸の跡も。


 それでも踏切内へ消えていく姿を視界の端で捉えていたボリスに、その言葉を否定する事は出来ないのだけれど。

 


 


 

 (視えたところでどうもしてやれないってのに、)
 


+ + +


 ボリスもキレ様同様、視えるタイプではないかと思っております。で、付きまとわれやすい。
 (看守ははっきりと視えないけど好かれやすい体質でしょうか…不憫の典型で)
 特別設定つけてはいないのですが、隈の理由とかもその辺がからんでいたら面白いなー、なんて。
 で、視える人ならこの怪談かなと思って書いていたら某方とネタがシンクロしてびっくり。漢らしくさくっと無視するボリスも格好いいですね!

 

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