職場から自分のフリーメールへ送ったはずのネタ書きとめたメールが未だに受信されないんですがどうしましょうどうも破璃です。真面目に仕事してなくてすみません。
前にも同じことがあって肝を冷やしたので今回は宛名をしっかり確認した上だったのですが…一体どういうこと。
迷惑メールにも届いてないし…また、また俺は同じ過ちを繰り返してしまったのか…orz
いやひょっとしたら、フリーメールの調子が悪いのかも…最近携帯メールへの送受信がうまくいかないことが多いし…でもそんな不具合ってあるんだろうか?さっぱり分かりません。
この手の失敗はある意味怪談よりも怖いです…もうこの際ネタ消失しても良いので、職場の誰かへ送り間違えることだけはありませんように。
あったら本気で割腹ものですうがが。
相変わらず給料泥棒の上に詰めまで甘いちなみに月末には業務が一つ〆切を控えているのですが手がついていませんこんなダメ人間ですが拍手ありがとうございました!
以下コメント返信です。
>2012-08-23 22:37:59 ゆさこ様
ゆさこさんこんばんは!まだまだ残暑厳しくて参りますね。ゆさこさんはお体に変わりありませんか?
ご心配おかけしてすみません、かなり不恰好にすっ転びましたが今回はラッキーでした…(苦笑)
足も動かずぐうたらしてるのできっとすぐに治るはず!
それでは拍手と労りのお言葉、ありがとうございました!
他拍手のみの方もありがとうございました!
先日まで行っていた企画の提出品が9という中途半端な数だったので、小ネタで埋め合わせしたいなぁとか思ってまして。
相変わらず怖い話にならないのですが…orz おまけ程度にどうぞ。
ねぇねぇ、ちょっと教えてほしいんだけど。
『あれは見間違いでした』って思い込む方法、ないかなぁ?
それはいつもの調子でプーチンがコサックを踊っていた時だった。
「~♪」
カタンッ。
房内へ反響した、物音―――鼻歌に混じったほんの微々たるそれを耳ざとく聞きとめたプーチンは足を止めた。
視線の先にはこの囚人房唯一の出入り口がある。
重く、分厚い鉄で出来た扉には監視を目的としたスライド式の覗き窓の他、食事などを差し入れるための口が設けられている。内側から開けられない代わり、決まった時間になればそこが開く仕様だ。
しかし今は規定の食事時間よりも早い。管理のきっちりした監獄ではそんな事は滅多に起きないのだが。
不思議に思ったプーチンはベッドを下り、トテトテ扉に近づいた。
差入れ口からは何か投げ入れられるわけでもない。パカッと開いたままの開口部を何気なしに覗き込んだ。
床上から十センチ程度の隙間を作るそこからは僅かだが廊下側の様子が見える。
そこに、足があった。
薄暗い中ににゅっと生えた二本の脚。生白い素肌に廊下に密着する足の平には割れた五本の指がきちんとついている。間違いなく人の足だ。
だからプーチンも『ああ、足だな』と特に不思議がるでなく納得しかけた。
が、
(……あれ、でも裸足だと汚れるんじゃないかな?)
浮かんだ些細な疑問に首を傾げる。囚人のプーチンでさえサンダルを履いて暮らしているのだ、足の裏汚れるの大好き、という変わった性癖を持った人物がいないとも限らないが、大抵の人なら履物を履く。そうではないか?
最初は食事を運んできてくれた看守のものだと思った。けれど、彼はいつも制服のブーツを履いている。足首は元より裸のつま先が見えることはない。
なんとなく気になり、プーチンは更に屈んだ。頬が床へつくギリギリまで下ろし、隙間を覗く。近くで見ると薄い爪の表面まではっきり分かった。
そのまま目線だけ上げる。踵に筋張った足の甲、とがった踝。更にその上には膨らんだ脹脛に太もも、と太くなっていく……はずなのだが。
―――ない。
足首の少し先まで認識したプーチンの視界に映るのは廊下の薄暗さだけだった。眼球が攣りそうなほどに上を見ても腿は元より立っている人物の上半身も見えない。
足だけ、そこにある。プーチンの目と鼻の先に、足だけ―――足首より先の切れた、
あ し 、
「ぇ、ぇえええ、え……!!!」
ザァ、と耳元で音がした。
顔から血の気を引かせたプーチンは漸く目の前の異常を理解する。慌てて扉から飛び退くと転がる勢いでベッドまで退却し、シーツを被った。
(なにあれなにあれ足しかなかったよ足首までだけだったよへん、だよね?ヒトならあしより上があるもの。あしだけだったってことは、ことはぁっ……!)
むひゃぁああ。すっぽり頭まで覆ったシーツの中に悲鳴が木霊する。
見間違えかもしれない、という発想が過ぎらないではなかったが、しかし、それにしてはくっきりと見えたのも確かで。
恐る恐る、首だけシーツから出して扉側を窺う。けれどいつの間にか差入れ口の蓋は下りていてその向こうに何があるのか知るのは不可能だった。
最も、仮に開いていたとしても確かめる勇気があったかは別だけれど。
結局同室者が空腹で暴れ出すまでの間、プーチンは一人丸まったまま震えていた。
「541番、04番。メシだぞー」
「わ~。ありがとうございます看守さん」
「……そういやお前、最近飯取りに来るタイミング遅くないか?」
差入れ口から入れた二人分の食事を回収しようとするプーチンへ何気なくカンシュコフは問いかけた。
今までは差入れ口が開くが早いか扉前に立っていたのが、配膳されたのを確認した上更に一拍置いてから寄ってくるのだ。疑問に思うのも仕方ない。
でも、これだって仕方ない―――ブーツが覗く差入れ口に、白い足首が並ばないとは限らないのだから。
言ってもきっと信じてもらえないだろう蟠りを抱えたまま、生魚へ視線を落としたプーチンは誤魔化し笑いを浮かべる他なかった。
(ねぇ、『あれは見間違いでした』って思い込む方法、ない?)
+ + +
ぺたぺたぺた。
室内からそんな音が聞こえる。
さほど大きくはないが響く音に、リビングに居たキレネンコは愛読書のスニーカー雑誌から顔を上げた。
「…………」
重さを感じない音はどうやら足音のようだ。子供が素足で板場を歩くような間の抜けた感がある。
確か、同居人の足音はこんなのだ。が、彼は少し前に買い出しに出かけたはず。その際にペット(と汚物)も連れて行った。
だからこの家に居るのは現在キレネンコ一人である。
暫く考えてからキレネンコは雑誌に視線を戻した。
ぺたぺたぺた。
足音はどうやら台所に行ったらしい。
ぺたぺた。
風呂場。
ぺたぺた。
トイレ。寝室。
音の反響で距離を測るのはキレネンコにとって難しいことではない。
聞く限りでは足音は家のあちこちに移動しているようだ。ぺたぺたと気の抜ける音だけが断続的に聞こえる。
ぺたぺた。
玄関。
ぺたぺた。
階段裏。押入れ。
ぺたぺたぺたぺた―――ぺた。
「…………」
そして、リビング。
部屋の中央―――キレネンコが座るソファのすぐ真後ろで足音は止まった。
再び静かになった空間でキレネンコは雑誌をめくる。
「…………」
……ぺた、ぺた。
「…………」
「…………ねぇ、遊ぼうよ」
「……………………断る」
(面倒くさい。)