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監獄兎中心期間限定サイトの日記という名の掃溜
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 プー抜きの双子も、好きなんです。ただ、自分とこでやると愛想悪くなりがちなだけで。
 折角人様の双子が絡ませられたので、我が家も便乗。話までは、作られなかったけど。


 双子。しょーとしょーと。
 ブラコン、ですよ……?





 本文は『続き』からどうぞ。






 人数が増えれば、必然的に意見が割れる。

 それはどの世界においても共通事項。無論、この世界[マフィア]であっても変わらない。


 『―――血統から見ても、正当な継承者は貴方のはず』


 『―――世襲制など最早旧来の考え、流行りはしません』


 私怨、計略、打算、策謀。

 垂れた頭と実情は異なる、見え透いた思惑抱えて狸どもは嘯く。


 『その実力は本物、誰もが承知していること』


 『上へ立つに相応しい資質を、皆が認めている』


 上っ面だけの甘言、空疎なばかりの巧言。

 三流舞台の脚本にも劣る耳障りな美辞麗句。

 それで踊るのは喋る当人だけだというのに、愚かな道化はまだ口ずさむ。


 『弟君に義理立てせずとも、役を負うのは一人で十分なはず』


 『お兄様だからといって遠慮する必要、どこにもないでしょう』


 『貴方こそが、』


 『貴方の方が、』
 

 

 『絶対にして最大、唯一にして無比な存ざ』

 

 「「煩い。」」

 

 何とでも謳えば良い。


 「御託は聞き飽きた」


 どう嘲笑おうが勝手だ。


 「追従に興味はない」

 

 ―――だが。

 


 「「『俺』に仕えるつもりがあるなら、その口を塞いで即失せろ」」

 

 

 それが嫌なら、今しがた讃えたこの手で消してやる。

 

 

 気のない、僅かな一瞥くれる。

 息を飲む気配、それと共に今にも卒倒しそうなほどに引きつった青い顔が目に入る。

 

 ―――この程度のことで、気圧されるのか。

 

 アイツはこんなもの、鼻にもかけない。


 腹立たしいほど生意気な目で、同じようにやる気なく見返すだけ。

 

 それすら出来ない、弱者なら。

 

 
 「「黙って、従え。」」





 『俺達』に。 

 


 *   *    *    

 

 『新作モデル登場!購入するなら、お早めに』


 なお、初回限定版は一足のみの販売となっております。―――ページの隅、こじんまりと書かれた注意書きに。

 「…………」
 「…………」

 ソファに座って雑誌を開く目と、背もたれの後ろから覗き込む目と、二対の赤眼が瞬く。
 視線は正面そのままに、どちらからともなく手を伸ばす―――ゴリッ、と側頭部に当たった銃口の感触はさほど驚くものではない。

 
 先に、撃ち抜けば良いだけの話。

 
 とりあえず目先の邪魔者を消すべく、二丁の銃身は揃って火を噴く。 

 
 

 世界で一番、 × × × 。
          大 嫌 い  。

  

 (―――お前を否定出来ないこの身、何たる悲運!)



*****
×に入るのは勿論『大好き』ではありません。(反転解答)

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