監獄兎中心期間限定サイトの日記という名の掃溜
最近職場では仕事がないかPC前に仕事するフリするかゴミ捨てと掃除をするかです。
本日は箒持って掃除の仕事が与えられました35℃もある炎天下の屋外掃くなんて冗談じゃねぇっての仕事がいただけるのは大変ありがたいです。
さかさか箒で掃いていたら守衛のおっちゃんに「お出かけですか~?」と言われました。
それ、そっちの台詞じゃないじゃん。
名匠の一言、頂きます。
赤×緑。しょーとしょーと。
二人のベクトル。
本文は『続き』からどうぞ。
異なる生命体である以上、二人の意識が必ず同一だとは限らない。
例えば、
「看守さんは優しかったですね。ご飯もちゃんと出してくれたし、いっぱい遊んでくれたし」
「…………」
小麦色の髪ふよふよ揺れる頭を開いてみれば、和やかに笑いかける旧友となった相手との懐かしき日々の思い出がぽろぽろぽろりと出てきているはず。
が、その横並ぶ赤髪をパカリ割ったら、クソ忌々しい輩が喧嘩を売ってきたり警戒心ゼロの隣の相手にちょっかいを出してきたり喧嘩を四割増しで買ってみたりした、いってみれば麗しくない過去の汚点が上げ連ねられている。
かと思えば、
「でも逃亡する時は恐かったです~……あれは本当、今生きているのが不思議というか……」
「…………」
遠く見るよう細められた緑の瞳にはその際飛び交った弾丸の雨あられがはっきり映っているのか、心なしか引きつっている。
しかし同じ方向向く赤眼は「なんだそれ」とすっかり忘却の彼方な内容にただぼうっと目の前の風景を眺めている。
そんな、ベクトルの異なる二人ではあるが、
「色々あったけど、やっぱり、僕は今が一番幸せですよ。キレネンコさん」
「…………」
にこり微笑み向ける顔に、括った髪をくしゃくしゃと混ぜながら。
交わした視線で頷きあう二人はきっと、通じ合っているから。
これで、いいのだ。
―――
これで、良いのか……?
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