夜中暗い居間とか入る時はちょっと警戒しているのにトイレとか階段は電気つけなくても平気などうも破璃です。面倒くさがってすみません。
　

　…実は自分、怪談話とか心霊写真とかは興味ない割に、結構ビビリでして。（そんなの知ってる？）
　別に幽霊自体は、完全否定しているわけではなく、かといって信じて主張するわけでもなく。
　居るか居ないか証明出来ない以上まぁ居ても仕方ないし、でも遭遇して何か悪いことされたら嫌だなぁ、程度に頭の中でそれっぽいものを描いて勝手に怖がってみるわけです。

　で、これはお化けとはちょっと違うのですが。都市伝説にある『下男』が、苦手です。
　まぁ床男とか呼び方違うかもしれませんが、内容は大体下な感じ…（苦手な方はスルーして下さい。）


　ある一人暮らしの女子大生が、友達連れて自室のアパートに帰ります。
　で、暫く部屋で二人話していたのですが、突然友達が「コンビニ行こう、」と手を引っ張って。
　いきなり何で？と思いつつ、一緒に外に出ます。すると友達途端に猛ダッシュ。
　びっくりしてどうしたのか尋ねると、友達が真っ青な顔で、


　「あなたの部屋の、ベッドの下に…刃物を持った男が居たのよ」


　家主である女子大生の方はベッドに背を向けていたため気づかなかったけど、友達は偶然気づいて自然装って逃げました、と。


　…この後は警察に駆け込んでめでたく解決する場合や帰ってベッドの下確認したら誰も居なかった場合
と、パターンが色々あるみたいなのですが。流石都市伝説。
　ただ、これ聞いてから暫くはベッドの下とか覗けなくなりました。あと、半開きのクローゼットとか。ドア出た時の斜め上空とか。
　別にリアルな人間が部屋に忍んでいるとは思わないのですが、ちょっと違和感感じた場所見つけると頭が勝手に「あんなの居たらどうしよう、こんなの居るかもしんない」と、考えてしまう…そしてこんな時に限って、想像豊かで自分の首絞める。昔ホラー漫画好きだったのが、更に良い飼料（←間違えてない）となってます…購読してたのリボ●でもジャ●プでもなく、メ●ィストだった…


　で、たまたま職場のおねー様と怪談的な話になりまして。
　ベッドの下とか気になりますよね、と何気なく下男の事思い出しながら言ったら、

　「そう、大学時代友達の部屋のベッド下に男が忍び込んで捕まったんだよ～」

　と。

　…え、それって都市伝説では？と、聞いたら、逆に向こうは都市伝説としての話は知らないらしく。でも一人暮らしの子が友達連れて帰るところから友達の方が男発見して連れて逃げる、まで全く同じ内容で説明してくれました。
　うーん。実際警察が犯人逮捕して一時話題になった、と言ってたから事実なんだと思うんですが。地元の話でないし年代も昔なので自分が知らないだけかもしれない…あるいは、事実が都市伝説として闊歩しだしたのか…

　まぁ、頭で想像するお化けより、生身の人間の方が怖いってことでしょうかね…
　正直俺は、駅の階段なんかで何故こんなに人が行き交っているのに、誰も後ろから突き落とされる心配をしないのだろうと、そっちの方が怖く思う時がありますし。
　前それを身内に言ったら「そう考えるお前のが押す予備軍みたいで怖い」といわれました。確かに。


　ちなみに俺のベッドは下が引き出しタイプなので床男も入れないんですけど何ビビってるんでしょうねこんな駄目人間ですが拍手ありがとうございました！


　……けど、今見えていない引き出しの中に、膝曲げてみっしり箱枠に納まった『何か』が居たら…で、空けた拍子にソレと目が合っちゃったりしたら……； ；ぅっぅっ…

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